「Business Planet ビジプラ」サイトは開設以来、多くの皆様にご利用いただきましたが、2016年2月29日をもちまして閉鎖させていただきました。

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「WEEKLY CLOSE UP」 毎週月曜日は経営者のお薦め書籍のご紹介です。 経営のヒントになった本、生き方の参考にした本など、それぞれの想いとともにご紹介いたします。

フェイスブック ~若き天才の野望~

推薦者> 酒井 一樹 さん (株式会社エイリスト 代表取締役)

お薦めの一言

▼ウェブサービスに関わる人は寝る時間を削ってでも読むべき一冊

映画「ソーシャルネットワーク」をご覧になられた方も多いと思います。しかしこの映画は、あくまでもフェイスブックを早々に辞めた人間のインタビューをもとに話が作られたもの。だからどうしても表面的な部分からの描写が多く、ネガティブな印象を持ってしまいそうになります。

映画を観た後、どうも何か物足りない感覚を覚えながらこの本を手に取ったのですが、読んでみて、映画「ソーシャル・ネットワーク」に何が足りなかったかがハッキリわかりました。映画版「ソーシャル・ネットワーク」に足りなかった要素は、次の2つだと考えています。

  • フェイスブック関係者の努力と、その成長過程
  • マーク・ザッカーバーグを中心とするフェイスブック関係者がその時々で何を考えていたのか
    (特に、マーク・ザッカーバーグがどんな理念を持ってフェイスブックを運営していたか)

対して、この本はザッカーバーグやフェイスブック社員のほか、彼らの大学時代の友人やベンチャーキャピタリスト、有名経営者に取材をして記された本です。

後半は、フェイスブックやネットワーク効果などに関する説明的な部分も多くウェブサービスに関する知識が深くない読者にとってはハードルが高いかもしれないのですが、最初の300ページくらいは企業の成長物語として非常に刺激的な内容になっています。

▼ウェブサービスを運営する全ての人に薦めたい

ウェブサービスを運営する立場としては本当に興味深い話ばかりでした。ポイントだと感じたのは、下記のような部分です。

  • フェイスブックが拡大のために、どんな努力をしてきたか
  • 会社を売るか、売らないかという局面で、どんなことを考え、どう決断してきたか
  • ユーザーの反応と、統計的に現れてくるユーザーの内心をどのように受け止めてきたか
  • どんな時にブレークスルーが起きて、その成功体験を後にどう活かしていったか

当然ながら、彼らがフェイスブック拡大のために取り組んできたことは、立ち上げ期、1つ1つ大学を増やしていた時期、大学生向けSNSのスタンダードになった時期、オープン化され世界的なSNSとなった時期と、それぞれのフェーズで違っています。途中、新しい試みが失敗したこともあったそうです。

この本を読み終わった今では、映画では焦点の当たっていた2つの訴訟などフェイスブックにとっては「取るに足らない出来事」だったのではないかと感じてしまいました。少なくとも「最大の危機」でなかった事は確かだと思います。

▼なぜフェイスブックはここまで大きくなったのか?

最後に、この本を読んで感じたマーク・ザッカーバーグの「強み」を感じたまままとめたいと思います。

  • 「世界はこうあるべき」というところから逆算された「長期的視野」を行動に反映できること
    (宗教の域と言っても過言ではないかもしれない)
  • 既存の常識ではなく、ユーザー目線でサービスを構築できること
  • 上記2点に関して、周囲からの反対意見や圧力があっても自分の考えを押し通すこと

これらはそのまま、フェイスブックがここまで大きくなった理由でもあると思います。なお、マーク・ザッカーバーグは下記のようにも発言しています。「ネットで自分が誰であるかを公開することで、人々は一貫性をもって行動するようになり、より健全な人間関係と社会づく りに貢献できる」

このマーク・ザッカーバーグの思想そのものについては賛否両論があると思いますし、僕自身、その部分については彼とは違った意見を持っています。しかし、自らのビジョンを形にするために彼が起こした「行動」から学ぶべきことは非常に多い、とも感じています。

起業家という人種は、自らの持つビジョンを現実にするため事業を立ち上げるのだということを再確認させられました。

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 著者 : デビッド・カークパトリック
      解説 : 小林弘人
 翻訳 : 滑川海彦、高橋信夫
 出版社 : 日経BP社
 発売日 : 2011/1
 価格 : 1,890円
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弁護士法人法律事務所オーセンス

 

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