「Business Planet ビジプラ」サイトは開設以来、多くの皆様にご利用いただきましたが、2016年2月29日をもちまして閉鎖させていただきました。

これまでの「Business Planet ビジプラ」サイトへのご愛顧に対しまして、深く感謝するとともに心より御礼申し上げます。

今後、ビジネス文例集などのお役立ち情報は『総務のポータルサイトe総務.com』 http://www.e-somu.com/ をご利用ください。









































































































社用車の無断使用

従業員が休日に社用車を無断使用し事故を起こし、社用車を全損させ、相手方の車も全損とケガを負わせました。会社の責任を問われますか?
従業員へは個人で賠償するよう伝えていますが、従業員家族より会社の保険を使わせて欲しいと言ってきています。
最終的に、従業員が賠償できない時は、会社に使用者責任を問われますか?

質問者:松本 隆弘

回答
会社の保険を使うかどうかについては、従業員家族の要望は関係なく、相手方の請求によります。
相手方が、会社を相手取り損害賠償請求をしてきた場合には、以下に説明いたします会社の責任の有無・度合いにより賠償額が決まり、保険を使うこともあり得ます。

解説
会社の責任については、御質問のような事故の場合には、会社が運行供用者責任(自賠法3条)に基づく損害賠償責任を負わされるかが問題となるのが通常です。
場合によっては、使用者責任(民法715条)が問われるケースもあります。
具体的には運行供用者責任の要件である運行支配と運行利益が会社に認められるか否かが争点となります。

1 まず、会社に無断であっても従業員が“社用”で使用した場合には、雇用関係が存在し、使用目的も社用であること等から、会社に運行支配と運行利益が存在するとして、裁判例では使用者責任も含め、会社の責任が認められる傾向にあります。

2 これに対し、御質問のケースのように、従業員であっても無断での私用運転の場合には、一般常識では休日であり会社の業務外で起こった事故ということで責任を負わされることはないのではないかと考えがちではないかと思われます。
しかしながら、実際の裁判例を検討しますと、このケースでも、被害者保護の観点から、会社に運行供用者たる地位が認められるとして、使用者責任も含め、会社が責任を負わされる場合があります。
特に、普段から無断使用を容認していた、または無断使用を容易に行なえる状態であった場合は、その可能性が飛躍的に高まります。

相手方が従業員ではなく会社を相手取るのは、得てして従業員個人での賠償能力に期待が出来ない場合です。
なお、結果として会社の賠償責任が認められた場合であっても、会社から従業員個人に対して、損害賠償請求をすることも可能です。
これは、従業員が社有車を無断使用した為に会社が被った損害の賠償請求が、事故の相手方を除外した、あくまで会社と従業員間での問題であるからです。
従業員個人に損害賠償請求し争いになった場合は、改めて無断使用の容認の有無などから会社の責任が考慮され賠償額が決定されます。

回答者:ドクターポケット

弁護士法人法律事務所オーセンス

 

新着トピックス

反社会的勢力を排除する!~定義を確認し、そのために必要な社内体制とは?|株式会社エス・ピー・ネットワーク
【第70回】 「常識」がズレることの怖さ
反社会的勢力を排除する!~定義を確認し、そのために必要な社内体制とは?|株式会社エス・ピー・ネットワーク
【第69回】 贈収賄リスクへの対応(コンプライアンス・プログラムのあり方)

セミナー開催レポート

週刊クローズアップ

今週の一冊

新着専門家コラム

反社会的勢力を排除する!~定義を確認し、そのために必要な社内体制とは?|株式会社エス・ピー・ネットワーク
【第70回】 「常識」がズレることの怖さ
反社会的勢力を排除する!~定義を確認し、そのために必要な社内体制とは?|株式会社エス・ピー・ネットワーク
【第69回】 贈収賄リスクへの対応(コンプライアンス・プログラムのあり方)

一覧を見る

「流行なび」女子大生モデル連載エッセイ