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資金調達の方法!中小企業金融の最前線をひも解く|株式会社プロシード代表取締役 小寺 弘泰

【第10回】2012年 中小企業の資金繰りを襲う 3つの津波 (その3)

本稿は「中小企業を襲う3つの津波」というテーマの最終章「3つ目の津波、世界経済は混迷を極める」となる。

欧州危機はギリシャを発端とし、危機の対象はいずれポルトガル、イタリアの債務支援と移り、さらにはドイツとフランスの不協和音によるEU全体の存続意義のといった話題へ転じていくであろう。

もちろん欧州を大きな取引市場とする中国の景気後退と米国経済の金融経済の信用不安の連鎖も想定範囲内のシナリオである。

 

■リーマンショックは終わっていない。

リーマンショックから3年がたち、また新たな危機の襲来、さて、今回は●●ショック!とネーミングされるのだろうか?

世界中がその犯人捜しをしている空気感が漂う。

でも筆者は「実はリーマンショックは終わっていない・・その総括がいずれやってくるのだ。」と以前から言ってきた。

リーマンショック以後 アメリカも中国もとにかく紙幣を刷りまくり、経済秩序をなんとか維持しようとした。中国にあっては実体経済が吸収できないほど馬鹿げた規模の資金投下であったため、そのマネーの半分はヤミ経済へ流れ、オモテ経済では資産バブルと生産過剰を生んだ。

結果として中国政府が公表できない年間8万件の暴動やヤミ金融からの中小企業の夜逃げ多発という事態を生み出した。 

それもこれもリーマンショック時に抱えていた5京円と言われるデリバリティブ損失の精算が出来ていない状態で、世界全体でお金だけばらまいて凌いだ3年間だったのではないか、いわばモラトリアムの時間を過ごしたと言えるのではないか。

株式会社プロシード

代表取締役 小寺 弘泰 氏

10年の銀行員としての実務経験を活かし 財務コンサルティング会社「㈱プロシード」を設立、中小企業の資金繰りの安定化を目的とした財務支援サービス(銀行向け提出資料作成代行、資金繰り管理、財務機能強化支援(管理会計の実践、業務分析、格付け診断サービス)等を手掛けている。元銀行員が手掛ける財務支援サービスはこれまで対峙しがちだった金融機関と中小企業との間に、財務の積極開示と改善方策の掲示が結果的には金融の円滑化につながるという考え方をもたらし、特に金融機関からの顧問先の紹介多く、コンサル活動を伸長させている。

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