専門家コラム・Q	& A

成功するグローバルマネジメント~世界どこでも伸びる会社は月曜の朝が一番たのしい~

【第1回】 「日本で戦いますか?世界で戦いますか?」

日本においても海外においても「従業員のやる気を引き出せる会社は必ず伸びる」
――筆者が国内外1500社を超えるコンサルティングから得た確信です。

人をマネジメントすることがいかに大変か、一筋縄ではいかないことか、読者の皆様は実感しているかと思います。

特に今日のビジネスで焦眉の課題となっているのは「グローバル化」であり、海外でどのような人事制度を構築し、日本人駐在員や現地採用従業員などのいわゆる「人財」を活用していくかは、企業の海外進出の命運を左右するといっても過言ではありません。

本掲載では、こうしたグローバル経済下で、人事部員のみならず管理職にある者が心がけておくべき「グローバル・マネジメント」について、基本的な事柄から、各国における応用までご紹介していきたいと思います。

1)業績があがる職場の共通点

まず、世界に目を向ける前に、皆様の身近な話から始めていきたいと思います。

読者の皆様は、月曜日と金曜日、どちらが待ち遠しいですか?おそらく、多くの方は金曜日と答えるかと思います。一週間の仕事が終わり、いよいよ週末。今日の業務が終われば美味しいお酒とたっぷりの時間が待っている。そんな誘惑が広がっていれば、週の初めからから「あぁ早く金曜日こないかなぁ。」なんて呟いてしまう言葉かもしれません。

しかし、筆者は、金曜日ではなく、「月曜日が待ち遠しい会社」こそが、伸びる会社であると考え、TGIMというフレーズを、コンサルティングの際のコンセプトの一つにしています。

TGIMとは“Thanks God it’s Monday!”の頭文字をとったもので、TGIF(“Thanks God it’s Friday!”)と対をなすものです。

つまり、月曜日がきてうれしい、早く次の仕事にとりかかりたい、とわくわくするような会社、言い換えれば、社員が自らの仕事に誇りと楽しみを持ってあたることができる会社を作り上げることこそが、大事なことなのです。

株式会社イマジナ

代表取締役社長 奥山 由実子 氏

(社)人事検定協会 理事 、中小企業基盤整備機構 国際化支援アドバイザー 東京、浅草出身。最大手企業研修専門会社で、企画から営業、マネジメントをこなし、1993年同社駐在員としてニューヨークに赴任。 同年、米国に人事コンサルティング会社(本社・ニューヨーク)を設立。1,200社にのぼる在米日系企業に数々の人事管理プロジェクトを提言。日本企業としての独自性を尊重しながら、世界標準の人事システムの導入を推薦し、経営の高度化と人的資源の活性化、人事トラブルの解決と防止などに大きな役割を果たしてきた。 こうしたノウハウ、クライアント企業からの熱い信用と支援のもと、2006年6月、東京にイマジナを設立。海外諸国における新会社設立サポートや人事部アウトソーシングサービス、M&Aサポート、給与サーベイや報酬戦略の立案、異文化研修など、多岐にわたるサービスを提供している。クライアント企業は、自動車、製造、製薬、食品、外食、流通、金融、ITまで幅広く、業界の特性とニーズを理解したコンサルティングを実施。研修では、企業の国際化に向けたグローバルマネジメント研修、海外23カ国に対応した駐在前研修、セクハラ・パワハラ防止研修が得意分野。 著書に『伸びる会社は月曜の朝がいちばん楽しい』(アーク出版)、『アメリカで成功する実践米国人事マニュアル』(共著、PHPアメリカ)『社員の心を温める会社は必ず伸びる』(編・著イマジナ)がある。日米のマスコミ各紙にて日本的人事制度への提言など、人事関連記事を多数掲載中。

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