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株式会社ルナサンド

代表取締役 原田 路子 氏

1965 年生まれ、岩手県出身。マーケティング会社経営などを経て、青森の砂利業者の経営に資本参加。しかしその直後計画倒産の憂き目にあい大きな痛手を負う。そこで残った社員の受け皿になるべく自ら起業を決意し、2001 年株式会社ルナサンド設立。わずか数年で、砂利採取販売業界における日本を代表する企業に育て上げようと格闘中。

お客様と対話しながら実現するハイスペック 青森産プレミアム砂「ルナサンド」を世界が認めるブランドへ

【2】挑戦するなら、まず一番高いところから

そこで選択した方法が「最もハードルが高い、品質基準が厳しい業界」に挑戦することだった。「いろいろな方にお伺いすると、『公営競馬が一番ハイスペックな砂を求めている』という答えが返ってきました。『1 頭が億を超えるような馬が走っているんだから』って。ですからまず競馬場にアプローチしたんです。周りからは無理だと言われたんですけど、私は絶対できると思っていました(笑)」

「その頃は毎日電話ばかりしていました。主催者、協会、出入り業者、馬主さんなど、関係しそうなところは片っ端から。何かきっかけは生まれないかと」

「その間は他の仕事はストップさせてまで、この新たな可能性を追っていました。従来の方法で仕事を取ってきてもその後の発展性はないと思っていましたし」

そんな日々の中、一つのチャンスが生まれた。舞台は東京シティ競馬だった。「ここではナイター競馬を実施していて、『何か開催の目玉を作りたい。照明に映えるような砂がないものか』そんな相談があったのです。そこで提供した私たちのキラキラと輝く砂が、メディアで大きな話題になり集客増にも繫がって、非常に喜んでもらえました。これを機に知名度が上がり、全国の競馬場からお問合せをいただくようになったのです」

この頃から、大手卸事業者を通じたゴルフ場との取引も始まる。しかしまたここでも試練が訪れた。その事業者が倒産し、数千万円もの貸し倒れが発生したのだ。ただその時には、既に同社の存在は広く知られるようになっており、「であれば、ルナサンドさんと直接取引を」と声をかけてくれる会社が多数あらわれた。そこで倒産した業者の設備や人を一部譲り受け、失った債権の代わりに広範な流通網と多くの新規取引口座を手に入れることになった。

さらにその後、本格的な集中購買の実現に取り組む。「これもみんなには絶対無理だと言われましたね(笑)。でも一つのコースにいくつもの業者が関わっていることで、手間は増えるし品質も不安定になる。ゴルフ場から見たらデメリットばかりです。結局のところ『誰にもできなかったからしていなかっただけ』なので、だったら私たちが先駆けになろうと。これも最初に国内最大手のゴルフ場で実績を作ることで、その後全国津々浦々までお客様が拡大していくことになったのです」

この時、集中購買を可能にする供給体制を構築するため、原田社長は各地の砂利業者・関係者間を奔走。協力を仰ぐ日々を送った。これを機に同社のネットワークは一気に広がり、「全国区企業」としての地位を盤石にしていくことになる。

弁護士法人法律事務所オーセンス

 

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